20210726

~イエスは言われた。
「神があなた達(ファリサイ派)の父であれば、あなた達は私を愛するはずである。
 なぜなら、私は神のもとから来て、ここにいるからだ。
 私は自分勝手に来たのではなく、神が私をお遣わしになったのである。
 私の言葉が分からないのか。
 それは、『私の言葉を聞く事が出来ない』からだ。
 『あなた達は悪魔である父(サタン)から出た者であって、その父の欲望を満たしたいと思っている』。
 悪魔は最初から人殺しであって、真理をよりどころとしていない。
 彼の内には真理が無いからだ。
 悪魔が偽りを言う時は、その本性から言っている。
 自分が偽り者であり、その父(権威者)だからである。
 しかし、私が真理を語るから、あなた達は私を信じない。
 あなた達の内、いったい誰が、私に罪があると責める事ができるのか。
 私は真理を語っているのに、なぜ私を信じないのか。
 『神に属する者は神の言葉を聞く』。
 あなた達が聞かないのは神に属していないからである。」
(ヨハネ福音書8章42~47行)


地上はサタンを父とする者との共存世界です。
千年王国期間以外は。
言語学において、日本語は世界の中でも孤立した言語と、聞いた事があります。
世界の多くの人が、耳から聞いて言語化再生する脳の場所が違うらしく、よって英語の聞き取りに日本人は苦労する事になるそうです。
ただそれも、五歳までに英語再生の脳の使い方に慣れさせれば、聞き取りは出来るようになるみたいですが。
その仕組みと同じように、真理を聞けず理解されずに流してしまう肉の器が、目覚めて無い多くの者という事でしょう。


イエスはお答えになった。
「~イザヤの預言は彼らによって実現した。
『あなた達は聞くには聞くが、決して理解せず、見るには見るが、決して認めない。
 この民の心は鈍り、耳は遠くなり、目は閉じてしまった。
 こうして、彼らは目で見る事なく、耳で聞く事なく、心で理解せず、悔い改めない。
 私は彼らを癒さない。 』~」
(マタイ福音書13章11~15行)


神ではなくサタンが父の人間たちは、絶えず誘惑に駆られ、価値観と優先順位がサタンと同じになるよう、育ちます。
また、その告白を最近目撃し、強く頷けました。
闇の権威の汚れを、宗教活動で相殺する事はできませんから、虚しい限りです。
サタンを父とし、多くの誘惑にあう者は、回りの者たちも誘惑に導き、人として寝ずの番人化が進んで行きます。
そうして形成されたのが、ファリサイ派たちと同じく聖書を知る、盗賊団です。
聖書を知っているからこそ、イエスや洗礼者ヨハネは、容赦ない言葉を浴びせています(マタイ福音書3章7~12行、15章12~20行)。
無学な初心者と同じではないからです。
可能性は、まだ未知数ですから、現代でも無宗教の未開発者こそ、無学だったペトロたちのような希望を持つ事が出来ます。
ここに聖書に触れても、預言者に成りそこねた者たちが形成した教義に、耕されていない輝きがあります。
ゆえに耳が真理を拒絶せず、聞き入れられるはずですから。


いちおう八陽火には、現代に聖書という書物を紡いだユダヤ教・キリスト教に、配達人としての敬意はあります。
最も、これには人の力だけではなく、空間内の者たちの介在も有るはずですが。
それでも、野原花子氏の『聖書はもういらない』という本の、前書きあとがきを見ると、聖書=キリスト教という酷い思い込みの誤解には、腹立たしさを隠す事は出来ませんでした。


聖書に宗教教義は必要ありません。
アーメン