20210515

ヨハネの手紙からは、ヨハネが聖霊の秘密を知っていた事を確信させられます。
が、他の使徒たちも知っていたのかは、疑問が残ります。
歴史を見るかぎり、女が歩くいばらの道に改善が無い事からも、ヨハネが秘めて人生を終えた事は間違いないでしょう。
秘めたとして、兄弟たちにすら開示しなかった理由は、黙示録預言によるものではと見ています。


私はまた、もう一人の力強い天使が、雲を身にまとい、天から降って来るのを見た。
頭には虹をいたたぎ(七栄光の冠?)、顔は太陽のようで、足は火の柱のようであり、手には開いた巻物を持っていた。
そして、右足で海を、左足で地を踏まえて、獅子が吠えるような大声で叫んだ。
天使が叫んだ時、七つの雷がそれぞれの声で語った。
七つの雷が語った時、私は書き留めようとした。
すると、天から声があって、「七つの雷が語った事は秘めておけ。それを書き留めてはならない。」というのが聞こえた。
(ヨハネ黙示録10章1~4行)


天から降りて来た天使は、印しと象徴がどう見てもイエスで、インマヌエル時代?の様な印象です。
玉座の主は預言者に「地は我が足台」と語られており(イザヤ書66章1行)、巻物を開くのはイエスですから(ヨハネ黙示録5章5行)、イエスである事は間違いありません。
そして、七つの雷が語った内容こそ、今回の七つの教会の終末時間に合わせての中身と感じ、聖霊の秘密は主の命令に沿って、ヨハネの心内に強く秘められたと考えています。
第五時間に、イエスの翼の方と聖霊の秘密を公開した八陽火としては、そういう御心であったと受け留めています。
約二千年間秘められた七つの雷の語られた全ての内容については、玉座の御前の神の七つの霊の方々が、七つの教会の者たちに報せてくださるだろうと確信しています。
最も、これまでの様に、宗教によらずでの祈り求めは欠かせませんから、肉の器の神殿を整えてその時に備え続けなければなりません。


「今、私は心騒ぐ。
 何と言おうか。
 『父よ、私をこの時から救ってください』と言おうか。
 しかし、私はまさにこの時の為に来たのだ。
 父よ、御名の栄光を現わしてください。」
すると、天から声が聞こえた。
「私は既に栄光を現わした。
 再び栄光を現そう。」
そばに居た群衆は、これを聞いて、「雷が鳴った」と言い、他の者たちは「天使がこの人に話しかけたのだ」と言った。
イエスは答えて言われた。
「この声が聞こえたのは、私の為ではなく、あなた方の為だ。~」
(ヨハネ福音書12章27~30行)


霊が足りない人々には、タイミングのよい雷の自然現象として認知できたようです。
言葉として聞こえた者は、はたして聖霊を受ける前の使徒たちですら何人いた事か、人に測れない霊量と経験差は、この様な形で現れますから、大人にとっては子供たちすら侮れないものです。
イエスの呼びかけに父が応えられて起きた事で、先の黙示録の七つの雷も、天から御父が語られた事と分かります。
そして御父が真理を携えて遣わすのが聖霊ですから、光の燭台の神の七つの霊の方々が、七つの教会の者たちに油注いで報せて下さるでしょう。


今回、七つの雷の語られた内容に、導かれたと思えました。
聖霊の秘密の開示とリンクし、御心であったと受け取れれば幸いです。
アーメン