20220707

事前投票の影響で、相変わらず忙しいです。

火曜日は幼児検診も重なり、道路に渋滞で警察からクレーム?もあり、職員も大慌てでした。

投票率は低いのに、年配の方々の意識の高さに驚かされます。

台風が来なかったらもっと酷かっただろうと感じ、少しは運も良かったのかもしれません。


「すなわち、主は兄弟であるペテロとアンデレをお選びになったとき、私と私の兄弟ヤコブの所へも来られて、『私はあなた方を必要としている。私の許へ来なさい』と云われたのである。

その時、兄弟ヤコブは私にこう云った、『ヨハネよ、湖岸で私たちを呼んでいるあの少年は一体何をしようというのか?』『少年って?どの?』と私が聞き返すと、兄は再び答えて、『こっちに合図している少年だよ!』と云った。

そこで、私は答えた、『私たちは湖岸でもうかなり長い間不眠で働いたので、それであなたは目がよく効かないのではないですか?あそこに立っている男の人は、品が良く、、美しく澄んだ顔立ちの大人であるのがあなたには見えないのですか?』

すると彼は私に云った、『それが見えないのだ、兄弟よ、でもまあ、そこまで行ってみよう。そして、彼が何をしようというのか見てみよう。』

こういう訳で私たちが舟を陸に引き上げてしまって、それを固定しようとしていると、その男の人も私たちと一緒になって手伝ってくれているのが見えた。

だが、私たちがそこを離れて彼の後をついてゆくと、彼は再び私には頭髪の薄い、しかし、髭は豊かな顔をした男として顕れたが、他方、兄弟ヤコブには、産髭が生えそめたばかりの青年として顕れた。

私たちは二人共、私たちに顕れたものが何を意味するのか分からず途方にくれてしまった。

なお彼の後をついてゆきながら、その出来事を沈思しては、私たちの当惑はだんだん深まるばかりであった。

だが、もっと信じ難い事がそのとき私に明らかになった。

すなわち、私は、ひそかに彼を観察してみたが、彼の瞳がまばたきするのを一度も見なかった。

むしろ、何時も見開かれたままであった。

また、彼はしばしば、体躯の小さな風采の悪い人の姿で顕れたかと思うと、直ぐまた、今度は天をも突くほどの大男として顕れた。

彼にはまだ別に驚くべき事があった。

つまり、食事をしていると、彼はその私を自分の懐へ引き寄せられた。

そこで、私もまたぴったりとくっついていた。

すると、ある時は彼の平らかな柔らかい胸が私に触れたかと思えば、またある時はまるで岩のように硬い胸であった。

それですっかり思いあぐねてしまって、『これはどういうわけだろう?』と私はひとりつぶやいた。・・・・・

また別のある時、彼は私とペテロとヤコブを、そこで祈るのを常としておられた山へ連れてゆかれた。

そのとき私たちは彼が光り輝くのを見たが、その光どんなものであったかは、人間がそのうつろい易い言葉を用いて表現する事などとても出来るものではない。

また別のあるとき、彼は再び私たち三人をその山へ、『私と共に来なさい』と云われて導かれた。

私たちもまた出かけた。

そして、今度は、彼が少し離れた所で祈っておられるのを見た。

私だけは、彼に愛されていたので、ゆっくりと気付かれないように更に近づき、彼をその背中から眺めながら立っていた。

そこで私が見てみると、彼は着物を全く着ておらず、私たちがよく目にした服もなく裸で、全く人間のようではなかった。

また、両足は雪よりも白く、そのため、足許の地面が明るく照らし出されるほどであった。

その頭は天にまで高々と伸びていた。

それを見た私は、恐怖のあまり大きな叫び声を張り上げてしまった。

すると彼は振り向きざまに小さな人間の姿で」顕れ、私の髭を掴むと、それを引っ張って私に云われた、『ヨハネよ、不信仰のものとならないで、信じるものとなりなさい。おせっかいなものにはなるな』。

そこで私が彼に云った、『一体、私が何をしたと云うのですか、主よ』。

ところで兄弟たち、あなた方に云うが、彼が私の髭を掴んだ顎がそのあと三日間も痛く病んだので、遂に私は彼にこう云ったのである、『主よ、あなたが冗談半分に引っ張られるだけでこれほどの痛みを催させるといたしますと、私をまじめにぶたれた場合、一体どんなことになりましょうか?』すると彼は私に云われた、『これからは、こころみ得べくもない方をこころみたりする事のないようにしなさい』。

ペテロとヤコブはら、私だけが主と話をしたので不機嫌になり、主をひとりにして彼らの所へ戻るよう目くばせを送ってよこした。

そこで私が戻ると、二人は口をそろえて私に質問した、『山の上にいる主と話を交わしていたのは誰なのか?我々は二人が話しているのを聞いたのだ』。

私は、主の恵みと、彼が様々な形態を貫いて一者であられること、また、その知恵は私たちを不断に見守っていて下さるという事を考慮して、『それは、あなた方が自分で主に尋ねれば、主の口から知る事が出来るでしょう』と答えた。

(ヨハネ行伝88~91)


アーメン