20211006

「~しかし、口から出て来るものは、心から出て来るので、これこそ人を汚す。
『悪意、殺意、姦淫、みだらな行い、盗み、偽証、悪口』などは、心から出て来るからである。
 これが人を汚す。~」
(マタイ福音書15章18、19行)


新改訳では、『悪い考え、殺人、姦淫、不品行、盗み、偽証、ののしり』と訳されていますが、意味は同じです。
サタンの闇の燭台の、七つの権威です。


私はまた、一匹の獣が海の中から上って来るのを見た。
これには十本の角と七つの頭があった。
それらの角には十の王冠があり、頭には神を冒涜するさまざまの名が記されていた。
~竜(サタン=ルシフェル)はこの獣に、自分の力と王座と大きな権威を与えた。
~竜が自分の『権威』をこの獣に与えたので、人々はこの獣を拝んだ。
~この獣にはまた、『大言と冒涜』の言葉を吐く口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた(サタンの映し身)。
そこで、獣は口を開いて神を冒涜し、神の名と神の幕屋、天に住む者たちを冒涜した。
(ヨハネ黙示録13章1~6行)


闇の燭台の七つの権威は、それぞれ終末の七人の王が象徴を表し、その中で七番目の『悪口・ののしり』の象徴持ちが、預言されし第一の獣です。
ゆえに大言と冒涜の力での活動が預言されています。
そしてその獣を選ぶのが竜であり、第八番目の『権威』を持つ闇の頭です。


天使たちは大声で言った。
「屠られた小羊は、『力、富、知恵、威力、誉れ、栄光、そして賛美』を受けるにふさわしい方です。」
また、私は、天と地と地の下と海にいる被造物、そして、そこにいるあらゆるものがこう言うのを聞いた。
「玉座に座っておられる方と小羊とに、『賛美、誉れ、栄光、そして権力』が、世々限りなくありますように。」
四つの生き物は「アーメン」と言い、長老たちはひれ伏して礼拝した。
(ヨハネ黙示録5章12~14行)


新改訳では、『力、富、知恵、勢い、誉れ、栄光、賛美』となっています。
また、権力の部分はただ『力』となっており、これは一番目の力と被りますので、権力が正しい表現です。
それはイエスが光の権威者だからであり、光の燭台の七つの輝きの主だからです。
終末は光の権威者イエスと、闇の権威者サタンの戦いであり、それぞれの七つの権力の戦いでもあります。


「アーメン。
 賛美、栄光、知恵、感謝、誉れ、力、威力が、世々限りなく私たちの神にありますように、アーメン。」
(ヨハネ黙示録13章12行)


ここでは違和感あった富が感謝に変わっています。
イエスの権威としてはこちらの方が分かりやすいものですが、スミルナ教会宛ての手紙の受取人(ヨハネ黙示録2章8行~)との間で、真の豊かさが霊量である事に気付かされた為の昇華と感じます。


さて、天で戦いが起こった。
ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。
竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。
そして、もはや天には彼らの居場所が無くなった。
この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全人類を惑わす者は、投げ落された。
その使いたちも、もろもろに投げ落された。
私は、天で大きな声が次のように言うのを、聞いた。
「今や、我々の神の救いと力と支配が現れた。
『神のメシアの権威が現れた。』
 我々の兄弟たちを告発する者、昼も夜も我々の神の御前で彼らを告発する者が、投げ落とされたからである。
 兄弟たちは、小羊の血と自分たちの証しの言葉とで、彼に打ち勝った。~」
(ヨハネ黙示録12章7~11行)


イエスが勝ち、光の権威が闇の権威を退ける事は、預言により確定しています。
負ける権威の惑わす誘惑に勝ち、光の権威に繋がる心の強さを持ち得ましょう。
アーメン