20210918

彼(エルサレムの守護天使・城壁の上の見張り・ユダの家の天使長)は言った。
「なぜお前(ダニエル)の所に来たのか、分かったであろう。
 今、私はペルシアの天使長(ルシフェル)と戦う為に帰る(ユダの家の天使長として)。
 私が去るとすぐギリシアの天使長(闇の燭台の頭シェミハザ)が現れるであろう。
 しかし、真理の書に記されている事をお前に教えよう。
 お前たちの天使長ミカエル(イスラエルの守護天使・イスラエルの家の天使長)の他に、これらに対して私を助ける者はいないのだ(イスラエルの家とユダの家と都エルサレムの関係性ゆえに)。
 彼は私を支え、力づけてくれる。
 さて、お前に真理を告げよう。~」
(ダニエル書10章20~11章2行)


イスラエル十二氏族は、ソロモン王の死後、イスラエルの家十氏族、ユダの家二氏族に分裂して行きました。
それにともない、エルサレムを首都としたユダの家たちに沿って、エルサレムの守護天使はユダの家の天使長を務め、バビロン捕囚により民と共にバビロンに移動していました。
ダニエルがチグリス大河の岸にいる時、エルサレムの天使長はユダの家とも関係あるイスラエルの天使長ミカエルに助けてもらい、一時バビロンを離れダニエルの前に現れました。


目を上げて眺めると、見よ、一人の人が麻の衣を着、純金の帯を腰に締めて立っていた。
体は宝石のようで、顔は稲妻のよう、目は松明の炎のようで、腕と足は磨かれた青銅のよう、話す声は大群衆の声のようであった。
この幻を見たのは私ダニエル一人であって、共にいた人々は何も見なかったのだが(空間内の者ゆえに)、強い恐怖に襲われて逃げ出し、隠れてしまった。
(ダニエル書10章5~7行)


モーセがシナイ山を下ったとき、その手には二枚の掟の板があった。
モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった。
(出エジプト記34章29行)


人であり地上の預言者であるモーセが、神と向き合った結果、顔にその光が映ってしまいました。
それが天の預言者として御使いが神と向き合い、真理の書を記した直後ですと、人であるモーセよりも神の栄光が強く映ってしまい、異形の者のようになったのです。


幾つかの書物が開かれたが、もう一つの書物も開かれた。
それは命の書である。
(ヨハネ黙示録20章12行)


天には多くの書物があり、書記者と呼ばれる天の預言者によって、記されています。
小羊の命の書、福音といった巻物は、言うまでもなくイエスが書記者です。
エルサレムの守護天使は、真理の書を書記した直後に記憶力でダニエルに開示する為に来ているのです。


二人がその証しを終えると、一匹の獣が、底知れぬ淵から上って来て彼らと戦って勝ち、二人を殺してしまう。
彼らの死体は、例えてソドムとかエジプトとか(霊的に)呼ばれる大きな都の大通りに取り残される。
『この二人の証人の主も、その都で十字架に付けられたのである。』
さまざまの民族、種族、言葉の違う民、国民に属する人々は、三日半の間、彼らの死体を眺め、それを墓に葬る事は許さないであろう。
地上の人々は、彼らの事で大いに喜び、贈り物をやり取りするであろう。
この二人の預言者は、地上の人々を苦しめたからである。
(ヨハネ黙示録11章7~10行)


エルサレムの城壁の見張りの天使は、何度となく偶像崇拝や信仰離れ、洗礼者ヨハネとイエスの処刑といった民の罪を背負っています。
主の両刃の剣(ヨハネ黙示録1章16行)は慈悲の刃と裁きの刃ですが、アメとムチの飴にあたる福音と違い、鞭にあたる真理の書の開示には大いに怒りを表し、二人の証人(一人はエルサレムの守護天使)を拒絶します。
そうしてエルサレムとユダの家の罪は贖われ、千年王国において真の主の契約エルサレムが出現出来ます。
人が人の計画で再建した人間の地図上のエルサレム・イスラエルには、霊的な意味は全く無く、今の混沌もむしろ御心とすら言いきれるものです。


時間だけが御父の権威で不明です(マタイ福音書24章36行)が、その御心の大筋は聖書にて明らかです。
人による宗教な計画に、入り込む余地は全くありません。
最もそれは光側の話で、闇側は悪あがきを諦めませんから、それはこれまでの無償開示でも確認でき、日本人より感情の激しい海外の人々は、預言通りの憎悪の的となるでしょう。
それほどまでに、人間よりも空間の者たちの方が試されているというのは、思わぬ真実のはずですから。
イエスが人を憎むな許せと言われたのも、その元凶を空間内の者たちに求められる為ですから、ヨブ記の知らせは非常に重いものがあります。
とはいえ、それでも遺族となるような結果に合った者は、肉眼に映る誘惑に負けた実行者を、受け止めるのは簡単ではありませんから、主の御手に委ねるとするのも、信仰と言えるはずです。


アーメン