20211030

レメクは百八十二歳になったとき、男の子をもうけた。
彼は「主の呪いを受けた大地で働く我々の手の苦労を、この子は慰めてくれるであろう」と言って、その子をノア(慰め)と名付けた。
(創世記5章28、29行)


「その日、その時は、誰も知らない。
 ただ、父だけが御存知である。
 人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。
 洪水になる前は、ノアが箱舟に入るまで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた(ヘルモン山に降りた寝ずの番人たち含む)。
 そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。
 人の子が来る場合も、このようてせある。~」
(マタイ福音書24章36~39行)


復活したイエスが戻られるのは、ノアの時と同じと予告されています。
大洪水はノアの家族八人以外は、すべて消し去りましたから、今回の終末も同じく救いに至る狭い門を通る者は、預言通り少ないはずです。


主はノアに言われた。
「さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。
 この世代の中で、あなただけは私に従う人だと、私は認めている。
 あなたは清い動物をすべて七つがいずつ取り(七つの教会=光の燭台)、また、清くない動物を七つがいずつ取りなさい(七人の王の闇の燭台)。
 空の鳥も七つがいずつ取りなさい(光と闇の聖霊候補)。
 全地の面に子孫が生き続けるように。
 七日の後、私は四十日四十夜地上に雨を降らせ、私が造ったすべての生き物を地の面からぬぐい去ることにした。」
ノアは、すべて主が命じられたとおりにした。
ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。
ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。
清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、二つずつ箱舟のノアのもとに来た。
それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった。
(創世記7章1~9行)


次の地上の為に、清い動物だけでなく、清くない動物も箱舟に招かれました。
主には天の王国を地上に造る気など毛頭なく、それは空間内の御使いと寝ずの番人の昼と夜の仕事が、なおも続くためです。
闇の勢力が海の底と陰府に閉じ込められ、イエスが天の玉座から王として治める千年王国が始まらない限り、いばらの道に終わりはありません。
七千年目の千年王国こそが安息日ですから、そこまでは闇の勢力も自由を有しているからです。
ですから闇の燭台の七つの誘惑(悪意・殺意・姦淫・みだらな行い・盗み・偽証・悪口)を受け入れて、闇の権威者・毒麦となったりしてはなりません。


イエスは別の例えを持ち出して言われた。
「天の国は次のように例えられる。
 ある人が良い種を畑に蒔いた。
 人々が眠っている間に、敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて行った。
 芽がでて、実ってみると、毒麦も現れた。
 しもべたちが主人の所に来て言った。
『だんなさま、畑には良い種をお蒔きになったではありませんか。
 どこから毒麦が入ったのでしょう。』
 主人は、『敵の仕業だ』と言った。
 そこで、しもべたちが、『では、行って抜き集めておきましょうか』と言うと、主人は言った。
『いや、毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。
 刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。
 刈り入れの時、「まず毒麦を集め、焼くために束にし、麦の方は集めて倉に入れなさい(ヨハネ黙示録19章11~21行)」と、刈り取る者に謂いつけう。』」
(マタイ福音書13章24~30行)


毒麦(清くない動物・闇の燭台)の脅威に、忍耐をもって光の信仰に留まる良い麦(清い動物・光の燭台)が、報われる時間は近付いています。
そして良い麦たちの安息日である千年王国の終わりに、イエスが最終審判の為に箱舟エルサレム(ヨハネ黙示録21章)と共に戻られ、今度は清い動物のみが箱舟に乗せられ、神が在られる永遠の王国に運ばれます。
まずは千年王国に至る為に、真の光の信仰者は、善悪を正しく分けて自身の肉の神殿を守り、御霊を受け賜う準備を整え、聖書の御言葉に留まり続けましょう。
アーメン